耳育プロジェクト

 

耳育プロジェクト

〜みんなの耳にやさしいまちづくり〜
高齢者の聞こえ方を体験して
コミュニケーションに重要な5つのポイントを学ぼう
 
 
日本の推定難聴者数は約1400万人と言われていますが、『聞こえ』について学ぶ機会はほとんどありません。このため、当事者が聴力が低下していても難聴を自覚できなかったり、第三者が耳の遠い高齢者に対し“耳元で大声で話せば伝わる”と思って対応したりしていることが多く、様々な場面でコミュニケーションエラーが起きています。 これまで高齢者とのコミュニケーション研修に参加いただいた方から、「祖父母への対応が間違っていた」「こんな風に聞こえてるとは思わなかった」「もっと早く小中学生の時に知りたかった」「自分の聴力の低下に初めて気付いた」等のお声が非常に多かったため、音と映像で高齢者の聞こえ方を体験できる「耳育」講座を企画しました。耳育講座が子供と高齢者との新たなコミュニケーションを生み出すきっかけになれば幸いです。
 
 
 
 
 

耳育の効果

高齢者の聞こえ方体験を通じて、3つの相乗効果が期待できます。

 


高齢者にやさしい

 

早期発見

 

難聴予防

 

 

「耳育」講座について

耳育講座では、音と映像を使った「高齢者」の聞こえ方体験を通じて、
高齢者とのコミュニケーションに重要な5つのポイントを学ぶことができます。

 
<講座対象> 小学5年生以上〜高校生

<時間>   2コマ(90分〜120分)

<講座内容>
1
知る
日本の現状を見てみよう
2
体験
聞こえの世界を音と映像で体験しよう
3
インプット
コミュニケーションのポイントを学ぼう
4
アウトプット
学んだことを周りの大人の方に説明しよう

 

 

 DVD教材やポスターの寄贈 

〜耳にやさしい学校〜

耳育講座をお申し込みいただき、アンケートにご協力いただきました学校様には、
DVD教材、耳にやさしいかきくけこ のポスターや修了証書クリアファイル、難聴者への配慮パネル等を寄贈させていただきます。
 
 
 DVD教材
耳にやさしい『かきくけこ』
ポスター&修了証書クリアファイル
 
 難聴者への配慮パネル
 
 
 
耳育講座を修了した参加者の皆様には『修了証書のクリアファイル』をお渡しします。
 

<小学校>

 

<大学>

 
公益財団法人 杉浦記念財団様の助成により、教育機関様にDVD教材等を寄贈させていただきました。
 
 
 
 

『耳にやさしいかきくけこ』

ポスター

 

 

 
 <耳育講座参加者アンケート>  
(対象:小学生)

◎耳育講座を体験する「前」と「後」の 『難聴』に対するイメージをお書きください。

 

◎『聞こえの教育』は必要だと思いますか?

 

◎これから、耳の遠い高齢者と話すときは、どのようなことに気をつけて会話をしますか?

 

◎もし学校に耳が聞こえにくいお友達がいた場合は、どんな協力をしたいと思いますか?

 

◎難聴(聴力の低下)は皆さん自身や周りにいる人(子供〜高齢者)誰にでも起こる可能性があります。

これから耳を大切にするために、あなたはどのような行動をしますか?

・自分の耳のためにできること

・大切な人の耳のためにできること

 

◎耳育講座のご感想をお書きください。

 

 
 
 
 
 

【耳育実践ワーク】

耳育を受講した生徒さんは、修了証書のクリアファイルを活用して、周りの大人の方に、耳育を説明します。

 

<実践ワークアンケート>

◎生徒さん

耳育で学んだことを周りの人に伝えてみてわかったことをお書きください。

 

 

◎周りの大人の皆さんより

生徒さんから『聞こえの教育』の説明を受けたご感想をお書きください。

「耳の遠い高齢者は難聴と同じということを初めて知りました。また、音の聞こえ方に強弱があり、聞こえた所だけで会話を理解している事、耳の近くで大きい声で話されると音が割れてしまい、余計に聞こえにくくなる事にとても驚きました。今後気を付けたいと思いました。」

 

「耳にやさしい『かきくけこ 』を知らなかったので勉強になった。」

 

「自分も知らないことがあり、大変勉強になりました。ぜひ継続して欲しいです。」

 

「私自身も聞こえづらい場合があり、何度も聞き直すことや、正しく聞こえないために、心苦しく思ったり、相手の方に誤解を与えたまま、会話を進めようとした経験があるので、耳育により理解が進むといいと思いました。

 

「我が家にも高齢者がおり、娘の祖母は施設に入所しています。コロナ禍により面会も出入り口のガラス越しやリモートでしか出来ず、ゆっくり、はっきり、口元が見えるように気を付けて話しかけるように常に心掛けています。娘も学校で学べたようで、今後も相手を思いやりながらの言動につながるといいなと思っております。」

 

「耳にやさしい『かきくけこ 』は、とても分かりやすかったです。介護の仕事をしていましたが、ユニバーサルデザインやユニバーサルトイレという言葉は聞いても具体的に「知る」という所をしていなかったなぁと反省しました。小学生でも興味がもてるような、そして覚えやすい説明をしていただけて本当にありがとうございました。」

 

「コロナ禍になり、マスクの生活が当たり前になってしまって、耳が不自由な方には、大変な生活になっていることを気づかされました。」

 

 

<DVD教材を導入されている学校>

(調査対象:中学生192名)

 

 

 

 

 

DVD教材のご感想



DVD教材の導入実績
教育機関(小中学校、大学)、企業、行政、図書館、販売店等

 

『難聴者の困り感に加えて当事者の声が見える形で制作されていて、視聴者にとって大変分かりやすい構成だと思いました。社会的には、聴力に比例して困難さが増すという誤解がありますので、こういう誤解を解いていくためにもいいDVDだと思いました。

(先生)

DVDを生徒たちに見せてみて、とても集中して真剣にみていたことに私自身驚きました。誰一人としてしゃべる子もいなければ、見ていない子もいませんでした。

(先生)

DVDは約10分の日本語字幕付きで、当事者の声が多く入っていました。実際に中学生1年生を対象に使用していますが、感音性難聴の聴こえ方を体験できるので、わかりやすいという声が多く寄せられています。

(先生)

耳の遠いおじいちゃんに大声で話しかけると、いつも聞こえなくて辛そうだったのですが、この教材を見て、その原因がわかりました。

(生徒)

難聴者の聞こえ方を実際に体験できたので、「大声で言われても何を言っているのか分からない」ということがどういうことなのかがわかりました。難聴者の不安も理解できました。

(生徒)

祖父母とどのように接したらいいのか分かったので、今後に活かしていきたいです。

(生徒)

難聴者は相手の話が全部聞き取れなくても、聞こえているように、ふるまわなければならなかったり、相手の言動によって「難聴であること」を言いにくくなることを初めて知ったので、より難聴への理解を深めていく必要があると感じました。

(生徒)
 
 
耳育講座のお申し込み方法
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