昨年、國學院大学でお伝えする機会をいただきました。
毎年300人ほど参加されている講義ですが、今回は席の間隔をあけて120名ほど参加されていたそうです。
【学生さんからのご感想】
自分が病院に行った時に何度も聞き返している患者さん、その度に大声で返している医療従事者の方々を何度も見ました。(現在はマスクというさらに聞こえずらい状況ですし)困っているのは一方だけではないからお互いがお互いなりに工夫し、考えることが必要なのだと思いました。
私は祖父母と一緒に暮らしているので、声が届かないなんてことは日常的にあります。
補聴器をつけた方が一体どのように聞こえているのか初めて知ることができこれは良い経験だ!と思いました。実際私もカナダの大学の寮で生活していた時は聞き取れた単語に対して想像して働かせるのに必死でした。今日から祖父母ともっとうまくコミュニケーションが取れるように、工夫してみたいなと思います。 (史学科1年)
小学生の頃に聴覚障害を持つ友人がおり、上手くコミュニケーションが取れない時がしばしばありました。当時はそうした障害のことが聞きづらかったのですが、今回学んでみてその子のことが気になりました。久しぶりに連絡を取って聞いてみようと思います。(初等教育1年)
自分の人生で難聴など耳の不自由な方が周りにいなかったと考えていたが、難聴の割合を占めるのが高齢者だと知り、自分の祖父もここ数年で補聴器をつけ始めたことを思い出し、お話してくださったことが実際に役に立つと思った。聞き返された時にさらに大きな声で話すというのは悪気はなく、自分を含め多くの人がやってしまっていると感じた。(子ども支援4年)
自分の気付かなかったことを分かりやすく伝えてくださって学ぶことがとても多かったです。高齢の難聴者のリアルな心情を聞いて、とても悲しいことだと思いました。
「寂しいです」と言っていたのが忘れられないです。また、難聴の方が病院で遭遇している問題についても、当事者の視点から伝えられていて私たちがどう対応すればいいかも示されていたのでとても学びになったし、有意義なことを学べたと思いました。(初等教育1年)
耳にやさしいコミュニケーションが広がりますように
「耳にやさしいかきくけこ」
今年はポスター制作も企画してます
DVD教材は、
小学校、中学校、高校、大学等の教育機関、医療機関、
企業、行政、補聴器店等様々な場所で活用いただいてます。