一般社団法人 日本漢方協会様主催
第41回 漢方学術大会にて講演させていただきました。
今回は20代〜80代の方まで100名以上の方が参加されていました。
コロナ禍でマスク着用が常識になった今
様々な場面でコミュニケーションの問題が生じています。
今回は医療現場だけでなく、ご家族やご友人との会話でもすぐに活用できるようにポイントをお伝えしました。
今回の講演会でも、たくさんのご意見をいただきましたので数回に分けて報告させていただきます。
これまで、様々な場所で講演させていただきましたが、
参加者には補聴器を使っていないけど、聞こえにくい方が必ずいらっしゃいます。
今回は、参加者の半数以上が50〜60代でしたが、「聞こえにくい」人が約4割いました。
「難聴」で困った経験がある方は8割もいらっしゃいました。
Q.「はい」と回答された方はどのようなことにお困りですか?
◎「聞こえにくい(難聴)」人のご意見
「何度も聞き直して嫌な顔をされた」
「自分自身が年齢と共に聞こえにくくなってきて、何度も聞き返しても相手が3度までは言うけど、それ以上は面倒だからもういいと言われてしまうこともあり、悲しい思いをした。最近は度々」
(片耳難聴の方)
「顔面けいれんの為、脳の血管クリップオペをしました。その後、片耳が難聴になりました。やはり、片方からの声掛けに反応しづらい。後ろからの呼びかけにも反応しづらいのが困ります。」
「1対1はまだいいが、会議とか、音は聞こえるけど、言葉として聞き取れない時が多い。見た目ではわからないので、自分から言わなくてはならないが、なかなか言いづらい。」
「言葉が聞き取りにくい事があるので、電話対応が苦手だが、電話に出なければやる気がない、仕事をしようとしない等
色々と言われてしまう」
「自分が聞き取れなかった言葉が相手は別の部分が聞こえなかったと思い、別の部分を大きい声で話されたりしてコミュニケーションが取りづらい時がある」
「学生のとき、発熱のあと、突発性難聴になりました。最初の受診の時、窓口から呼ばれる名前が聞き取れず、ずっと窓口の隣で待っていた事がありました。」
呼び出しの聞こえ方はこちらをご覧ください。
◎「聞こえる(聴者)」人のご意見
こちらは薬局さんのご意見ですが、病院の外来でもよく起きています。
「違った患者が受け取りに来る。大事なことでなければ会話を諦めてしまう。何度も聞き返されるとイライラしてしまう」
これもよくある光景です。ぜひご覧ください。
他にもたくさんのご意見いただきました。
このようなご意見も多かったです。
「難聴」で困った経験はないけど
もしかしたら、相手は不満に思っていたかも・・
気づいていなかっただけかも・・
ただ、今回の講演をきっかけに、「難聴」で困っている人がいるかもしれないと考えてくださるだけでもうれしいです。
Q.今回の講演で『難聴』について初めて知ったことはどんなことですか?
漢方協会の皆様大変貴重な機会をいただきありがとうございました。
他のアンケート結果につきましては次回報告させていただきます。
CLEAR JAPANでは、難聴者(高齢者含む)と聴者(聞こえる人)の声をもとに聞こえ関連情報をYoutubeでお届けしてます。
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