板橋区議会議員の間中さんと台東区立柏葉中学校の難聴学級を訪問しました。
今回は、DVD教材を体験している様子を見学させていただきました。
こちらは手作りの『耳にやさしいかきくけこ』のボードで説明している様子です。
『耳にやさしいかきくけこ』のボードを作ってくださったのは、柏葉中学校の先生が初めてです。
やはり学校の先生は伝え方が違います。
同じ教材でも、伝える人によって活用方法も様々なので私も勉強になります。
体験後はDVD付属のワークシートも活用してくださいました。
付属のワークシートは、「難聴者の声」や「体験してわかったこと」「耳にやさしいかきくけこ」等、色々記入できるようになっています。
【DVD教材を体験した学生さんのご感想】
<初めて知ったこと>
・難聴者は10人に1人。
・こんな風に聞こえていると知った。
・自分は意識しなくても聞こえてるけど難聴の人には聞こえにくいんだなと思った。
・難聴は色々なところで困っている。みんなはあまり分からない。
・他の人がどんな風に聞こえているか初めて知った。
また、難聴の学生さんからは、共感の声も色々いただきました。
<共感したこと>
・病院の呼びかけ、マスク、違う言葉に聞こえる。例えば「み」と「に」、「わ」と「な」。
・マスクを外さなくても分かる人と分からない人がいる。違う言葉に聞こえること。
・たくさんあった。テレビの耳の聞こえない目線の時の聞こえ方がすごく似ているなあと思いました。
・マスクをしていると分からない
・聞き間違いが多い。
難聴は大人も「自覚が非常に難しい」ため、こちらの映像を見て「難聴」に気付いて病院に行った方もいます。
CLEAR JAPANの研修に参加してくださった方からは、『難聴についてもっと早く知りたかった』というお声をたくさんいただきますので、ぜひ義務教育で10分だけでも難聴を体験できる人を増やしていけたらと思ってます。
板橋区議会議員の間中さんより
難聴児の親の9割は健聴者と言われますから親も気付かない、先生も気付かない、そして本人も気付かないまま周りの動きに合わせて過ごし、そして大学生になり、あるいは社会に出て、つまづき、周りの理解を得られず困難を抱える事になります。
難聴が良くなる事はないので、子どもたちには早い段階で気づいてもらう事、少しでも良い状態を保ち続けるため耳を大切にすること、そして周りの健聴者の理解を促進するため板橋区内の小中学校でも、難聴を理解する機会としてこの10分のDVDを見てもらう機会含めて、様々な施策を考えていきます。
板橋区議会議員の間中さん、柏葉中学校のみなさんありがとうございました。