先日、保谷市にて
「耳の遠い高齢者や難聴者とのコミュニケーション」をテーマに
人権講座を担当させていただきました。
高齢者や難聴者の方々との円滑なコミュニケーションを実現するために、
日常の中でできるちょっとした工夫や配慮についてお伝えしました。
70代以上の方の約3人に1人が難聴であるといわれています。
しかし、難聴は目に見えない障がいのため、周囲からも本人からも気づかれにくいのが特徴です。
特定の低音や高音が聞こえにくくなったり、言葉を理解するのに時間がかかったり、
聞き間違いが増えたり──。
そうした現象がなぜ起こるのか、
耳の仕組みからわかりやすくお話ししました。

👥 参加された皆様からのご感想
・難聴をめぐる状況、その対応、取り組みの全てが初めて知ることばかりで、驚き、大変参考になりました。小学校、中学校ではそもそもそういった教育を受ける機会がなく、触れ合っているかもしれない。もっと前から知りたかったと思いました。
・高齢になり難聴が身近に感じていました。良い講座でしたので、講座をできる機会を作れたらと思いました。
・昔、母が聞こえにくいので補聴器を使っていたが、補聴器がうるさくてつけなかった理由がわかりました。
・昔から、会議などで人が普通に会話しているのに、自分は聞こえにくい場合があり、困っていた理由がわかりました。
・難聴の人に対して大声で話せばいいと思っていたが間違いだと気づきました。分かりやすく説明していただきありがとうございました。
・初めて聞く情報がたくさんありました。
・”耳にやさしいかきくけこ”すぐに実践したいと思います。
・難聴者の心理を動画で見て、涙が出てきました。本日は貴重なお話をありがとうございました。とても参考に、良い勉強になりました。
・夫が耳が遠いので、接し方が参考になりました。
・家族間の会話のトラブルも耳の聞こえから起こっていることや、うつも、もしかしたら原因は耳の聞こえが原因なのかもしれない。目からウロコでした。
・本日の講座内容を家族や友人にも伝えたいと思いました。思っていたよりもとても、とても良い内容、充実した時間でした。
・補聴器の機能について勉強したいと思いました。
・大声でこちらが伝えても、かえって分かりづらくなっていることがあることや「”難聴”と”ろう”は違う」ということを初めて知った。
・”語音聴力検査”というものがあることを初めて知りました
ご質問もたくさんいただき、皆さまの関心の高さを感じました。
今後は、YouTubeでもいただいたご質問や、日常で役立つヒントを少しずつご紹介していけたらと思います。
今回の講座を通して、
ほんの少しの配慮と工夫で、誰もが笑顔で会話できる社会をつくることができると改めて実感しました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
学んだことを、日常の中で少しずつ実践していただけたら嬉しいです。

