帝京平成大学の薬学部で講義をさせていただきました。
今回は実習前の講義でしたので、『耳の遠い高齢者とのコミュニケーション』を中心にお伝えしました。
よく難聴の方から『医療者なのに理解がない』『病院なら対応できて当たり前』というお声をいただきますが、たとえ医療者でも、患者さんの外見だけでは聞こえにくさは判断できませんので、医療者側も困っているケースはたくさんあります。
この為、実際に病院で患者さんへ対応した経験も含めて、医療者側と患者さん側の双方の視点でお伝えしました。
さらにグループワークも実施したところ、各グループでいろんなアイデアがたくさん出ていたので、今後の実習が楽しみです。
また、今回の講義では大切なご家族の耳について、気付いた学生さんが多かったのが印象的でした。
『父はすでに難聴です。今までは、父の気持ちがわからなかったり、大声で話すと嫌な顔をされるのでこちらもストレスがたまることが多かったですが、講義を聞いて対応を変えようと思いました』
『自分の祖父が難聴であるが、病院に行きたがらなかったり、補聴器を拒否したりと家族の間で気持ちが理解できず困っていました。今日、お話を聞けてよかったです』
『自分の祖父も耳が遠いので、学んだことを生かしてたくさん会話していきたい』
講義で学んだことを共有して、耳の遠いご家族と積極的に話していきたいという声が多かったことは、本当に嬉しいです。
たった一人でも、寄り添ったコミュニケーションをしてくれる人に出会えれば、笑顔が増えます。
素敵な感想をたくさんありがとうございました。
今回の講義ではこちらの教材も活用しました。
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