公益財団法人都市緑化機構 ユニバーサルデザイン共同研究会で講演させていただきました。
<参加者のご感想>
◎私は視覚障害があり、聾や難聴についても学んだことがありました。しかし、知識として知っていることと、それはこのように表れ、感じられるのだということを、それを体験している方から直接聞くことは、全く違うことが分かりました。
日本では全く目が見えなかったり聞こえない人たちは「障害者」として分類され、他の人とは違う特別なニーズを持っていると理解されているように思います。そして弱視や難聴の方たちはそのような「障害」というカテゴリーには分類されたくないし、さりとて、少し配慮が必要であるのだけれどそれを言い出せない状況にあるように思います。私たちが人を「障害」に分類せず、 その人個人に対して自分ができることを自然に行動にうつす環境や文化を育てて行くことが、長い目で見た時に大切なのではないかと思いました。
講演を伺って、改めて重度の難聴の叔母に対してなにかできることはないかと考えました。
叔母は沢山の病院にかかっていて、薬を10種類以上服用しています。叔母の話を聴いていると、医師の話が聞こえていなくても頷いている様子が伝わってきます。 その結果、自分の状況についての理解が不十分なのではないかと思われることがあります。周りの人たちは叔母の話と医師の話が違うので叔母は大げさだと考えているようです。
しかし、それは相手に伝わったかどうか心配になり、つい大げさに話したりするのか もしれないと思いました。私はそういうところまで考えが至らなかったことに恥ずかしくなりました。
◎高齢になった方とお話をしているとお元気でなんでもできていたころとは違う状況に直面し、自分を理解し、保っていくことに苦心しているのではないかと思うことがあります。今までと同じコミュニケーションの取り方ではいけないのではないかと思うこともあります。
◎難聴の人が思っていたよりかなり多いが、病院でさえサポートが遅れている。父が通院する病院のレベルの問題かと思っていたが日本全体のことなのだと思った。
◎デシベルとヘルツの組み合わせによる聴力検査をしてみたいと思った。
◎自分も高齢者なので研修は必要
◎「感音性難聴」について全く知りませんでした。聞こえにくいことでお年寄りがとても不安な気持ちになっておられること、それが原因で事故のつながることなど知らないことばかりでした。
◎DVDの中で難聴者が実際にどのように聞こえているか音声を使って紹介してくれたところが参考になった。
◎現代はほぼすべての日本人が直面している課題
◎難聴の仕組みや声の掛け方、対応方法を知っていればイライラせずに優しくなれる。
◎聞こえにくさを感じている方が思った以上にたくさんいらっしゃること、 補聴器が万能ではないことを初めて知りました。
ユニバーサルデザイン共同研究会の皆様は、誰もが利用しやすい公園を目指して様々な活動をされています。
日本でいち早く屋外空間におけるバリアフリーやユニバーサルデザインの重要性を認識し、平成8年度から研究を開始。高齢化社会の到来に対応し、真のバリアフリーを実現するため、階段のスロープ設置、身障者用トイレの設置など施設の改善や改良にとどまらず、いわゆるユニバーサルデザインの視点に立った公園緑地の計画、整備、管理運営等の調査研究・技術開発活動を行っている。
https://urbangreen.or.jp/tech/workshop/universaldesign
「公園のグッドプラクティス」では様々な視点で公園経営について解説されていますのでおすすめです。
誰もが利用しやすい公園が増えるのは嬉しいですね。
ユニバーサルデザイン共同研究会の皆様ありがとうございました。
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