長崎国際大学には、学⽣さんが「からだ・こころの健康、修学・⼤学⽣活など」について、いつでも相談できるキャンパスライフ・ヘルスサポートセンターがあります。
こちらの大学では、聴覚障がいだけでなく、発達障がい、視覚障がい、てんかん等様々な病気を抱えながらでも学べる環境が整備されており、「保健室」・「学⽣相談室」・「学⽣⽣活サポート室」の3つの相談窓口があります。
このサポートは、一人で移動や食事が難しい学生さんが長崎国際大学で学びたいと希望されたことがきっかけで始まったそうです。
当初は無償で教職員と学生有志で行っていたそうですが、今では、ピアサポートの学生組織も立ち上げて、大学と学生さんで有償でサポートしています。
アメリカでは聴覚障がい者に対して「サポート(=情報保障)をしなければならない」と法律で定められていますが、日本ではこのような配慮は努力義務のため、整備されていない大学が今でもあります。
ただ、最近は、筑波技術大学のPEPnetJAPAN さんが中心となって、聴覚障がいの学生さんを支援する大学が増えてきましたので、もし周りに「聞こえにくい」学生さんがいらっしゃいましたらぜひ情報をお伝えいただけたらと思います。
(来年2024年4月に、改正障害者差別解消法が施行されると、民間事業者による「合理的配慮」の提供が「努力義務」から「法的義務」へと変わります。)
お忙しい中貴重な機会をいただき心より御礼申し上げます。